頭皮はほかの肌と同じように「皮脂」「表皮」「真皮」から成り、新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。
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一般的に抜け毛は、頭皮や毛母細胞の老化によって起こる現象と言われていますが、頭皮に何らかのダメージがあると皮脂の分泌量が不安定になり、老廃物が毛穴につまると血液循環が悪くなってフケや抜け毛の原因になります。

また、皮脂の分泌量が減っていくと表皮の細胞層はどんどん壊されていきます。


<頭皮のダメージの要因>

ヘアカラーやパーマ
合成界面活性剤のシャンプーやリンス
スタイリング剤などのヘアケア商品
ドライヤーの熱
強い紫外線
塩素消毒がされているプールの水
自立神経の乱れやストレス
ホルモンバランスの乱れ
無理なダイエット
食生活・生活習慣
頭皮と髪への栄養不足

など、色々考えられます。


頭皮の正常なターンオーバーができなくなるとフケやかゆみなどの症状が出て、次第に抜け毛や薄毛の問題が出てきます。

たとえば真皮内にある毛根が小さくなっていき、生えてくる毛の本数が減ったり、細くなったりします。

そして毛根は次第に壊されて死んでいくため、毛根と毛根の隙間が広くなり、薄毛になっていきます。

そうなってしまうと若くして髪の分け目が目立ったり、髪の毛が全体的に薄くなってしまうのです。
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薄毛に悩む20代から30代の女性の場合は、特に髪の毛のターンオーバーのサイクルが正常に機能していない「若年性脱毛症」が原因と考えらえています。

ヘアサイクルの乱れは、まだ抜ける時期ではない毛が早く抜けてしまったり、毛が痩せてしまったり、ひとつの毛穴から生えてくる毛の本数が減ったりします。
髪の全体的なボリュームがなくなるのはそのためです。